ひとり多重婚時代
婚活をしていたとき、悪いが「未婚男性」は極力避けていた。
理由はいろいろある。
私はバツイチだから、再婚するにしても結婚式はしないつもりだ。
友達くらいならまだしも、親戚レベルになれば、結婚式出席の負担は大きい。
バツイチ、あるいはバツ2で平然と何度も結婚式をする人の感覚(厚顔さ)に、 私はちょっとついていけない。
「親戚や職場の人々にきちんとしたお披露目を」
という、初婚男性はスルーした。(苦笑)
また、一度も結婚生活を体験していない人は、
「結婚ドリーム」
が、やたらと大きい。
「奥さんがトントン朝ごはんを作ってくれる音を聞きながら、朝起きるのがささやかな夢です」
と、語った男性と婚活で出会った。
私は朝が苦手だし、そもそも朝ご飯を食べない 。
結婚の2文字を手に入れる為に、体内リズムを調整し、 自分は食べない朝ごはんを作る気は毛頭ない。
私はパートナーが欲しいだけで、「お母さん代わり」をするつもりもないし、 仕事だって辞める気はないのだから。
その点、結婚歴がある男性は現実的だ。
結婚生活、もしくは誰かと一緒に暮らすことには、ある程度の忍耐と知恵が要ることを理解している。
(ただし、「離婚理由は嫁側」というバツイチ男性は排除したけれど)
私が会ったバツイチ男性で、
「奥さんが可愛いエプロンをして、お帰りのキスをしてくれる」
みたいな結婚生活を夢見ている男性は一人もいなかった。
今のパートナーも、私に家事力を期待していない。
「料理は君が好きな範囲でだけやればいい。
外出するなり、お惣菜買うなりすればいい。
無理してまでやるな」
と言ってくれる。
朝ごはんは、自分で作って食べてくれる。
(しかも、ちゃんと私が起きてきたら、ご褒美にコーヒーもいれてくれる)
洗濯や掃除も、やれる方、得意な方がやればいい、という主義だ。
さらには、私の仕事を
「デーサービス」 と呼んでいる。
経済力の負担は一切期待もしていないけど、気分転換(…と、ボケ防止?)に行ってきな
というスタンスだ。
本当に有難いことづくめだ。
20代、30代ならまだしも、アラフォー以降なら未婚男性よりバツイチ男性の方がはるかにオススメだと思っている。
結果的に、結婚歴のある男性はさらに女性理解や女性付き合いのコツを掴みモテる。
一方夢だけみている未婚男性はいつまでも未婚のまま。
これは女性でも同じだ。
私の周囲では、バツイチはモテている。
シングルマザーはさらにモテる。
一生のうち複数の恋愛や結婚を経験する
「時間差多重結婚」
もしくは、 「時間差一夫多妻(一妻多夫)」
の人がいる一方、
一度も恋愛や結婚の機会に恵まれない人がいる。
たぶん、これから格差は広がるばかりだろう。
私からのアドバイスは、
「失敗を恐れず、恋愛や結婚をしたもの勝ち」
もう、これに尽きる。
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