大人の恋、最後の恋の始め方

いくつになっても恋したい。本気の恋、最後のオンナになるために。

恋に落ちるのは、「非日常」か?

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彼と初めて会った時は、ホテルでフレンチを食べた。

2度目の時は、彼が犬連れOKのカフェを探してくれた。

私が飼う犬を見たかったらしい。

1度目も、2度目も、彼はジェントルマンで インテリジェントだった。

今まで会った男性ならず、女性を含めても、

一番一緒に話をしていて面白かった。

その「面白さ」は、吉本芸人のような面白さではなく、   (私も関西人だ。吉本をバカにしている訳ではもちろんない)

「そんな視点があったのか」

と、「世界が広がる」ような「インスパイア」の連続だった。

が、私は彼に恋愛感情を抱いていいのか、 ちょっと迷っていた。

彼は本当に素晴らしい人だし、

彼から学ぶ点は、山のようにある。

彼と付き合うことで、私の限界値は大きく上がるに違いない。

が、「恋愛相手」として付き合うべきか、

「人生の先輩、兄貴」として付き合うか?

私はちょっと迷っていた。

3度目のデートのとき、彼は

「居酒屋に行って、ざっくばらんにお酒を飲もう」

と提案してきた。

半個室でゆっくり飲めるが、ごくごく庶民的なお魚が美味しい居酒屋さんだ。

彼はすごいピッチでビールを空けた。

私は日本酒を飲んだが、かなり飲んだ。

ビールを飲みすぎたのだろう。

白熱する話の途中で、

「ちょっと待って。オシッコ行ってくる」

  と、彼は何度か中座した。

何度目かには、かなり酔ったのだろう。

立つ時に、ポケットの財布を落としていた。

「財布落ちたよ」

というと、

「危ない、危ない、トイレでなくて良かった」

  と、ポイと私に財布を渡して

  「持っといてや」

と、トイレに行った。

この時、私は彼を「先輩でも兄貴」 でもなく、

「恋人」にしたい、とハッキリ感じた。

アラフィフでインテリジェントな男性が

  上品で可愛らしい「おしっこ」を連発する姿がとても微笑ましく感じた。

改まった「お手洗い」でも

下品な「ションベン」でも、

「ちょっと違う」だったにちがいない。

また、財布を落としても、ケタケタ笑って動じない「酔い方」も、ぴたりとハマった。

完璧でパーフェクトな人は、モテるだろう。

でも、完璧でパーフェクトすぎると 

  「日常」  

を想像できなくなる。

完璧でパーフェクトそうな彼から、「日常」が垣間見えたとき。

  「敬意と憧れ」の存在を「可愛い。愛しい」と感じるとき。

人が恋に落ちるのは、「非日常的」な演出の中ではない。

「非日常的な中から『日常』がこぼれ落ちた瞬間」   である。

今日はクリスマスイブだ。

あちこちで、「非日常」が演出されるのだろう。

「非日常」の魔法がとけたあと、

「日常」が表れたとき。

あなたは相手に恋するのだろうか?

それとも「冷める」のだろうか?

少なくとも言えるのは、

「日常」を共有できない相手とは、「一緒には暮らせない」ということだ。

シンデレラが王子様にプロポーズされたのは、

魔法がとけた「日常」だったことをお忘れなく。

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