ライザップと婚活
知り合いが、ライザップの見学に行った。
その凄さを、お昼休みに熱く語ってくれた。
まずは、トレーナーのレベルがスゴいらしい。
ひとりではなかなか乗り越えられないが、美しいボディラインには必要な 「あと10回！」
を、絞り出す力がスゴいらしい。
そして、糖質制限の食事メニューがこれまたスゴいらしい。
糖質制限のデザートもきちんとあるし、
「この食事なら私も頑張れる！」
と思うらしい。
また、トレーニングルームには、彼女いわく
「ポールダンスをやれそうな、セクシーで美しいボディ」
の女性たちが自然と目に飛び込むようになっているらしい。
「ガリガリとかじゃないのよね。
あんなカラダになりたい！って思うわ、あれは」
と語っていた。
で、彼女がライザップに入会したかというと、していない。
彼女は、ダイエットではないが、トレーナーの肩書を持ち、生理学のプロでもある。
「2ヶ月も、ずっと交感神経優位の状態にするなんて、心身ともに良くないでしょー！」
が、答えだった。
「闘争、逃走」を司る「交感神経」
「休息、リラックス」を司る「副交感神経」
仕事をやって、社会で生存しているだけで、 「交感神経優位」になりがちだ。
プライベートまで「交感神経ガンガン」状態になりたくはないし、
「交感神経スイッチ」がオフにできない状態になると、心身ともにマズイ。
私が、「婚活なんかは3ヶ月でやめなさい」というのも同じ理由だ。
「婚活コーチ」などと名乗る人たちの中には、
「戦闘服」
を指導し、週末ごとに「面接という名の試合」に
酷い場合は、1日何件も行かせる。
アンビリーバボーだ。
交感神経スイッチオンが切れない、ガンガンに「闘争」状態の女性に誰が惚れるだろう？
そして、「闘争女性」は、飢えたライオンみたいに、面接男性の弱点を探り当てて言うのだ。
「本当にロクなオトコがいない！」
婚活なんてせいぜい3ヶ月でやめた方がいい。
ライザップだって2ヶ月なんだから。
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