仕事にビジョンは必要か?
先日、
「彼には仕事に対するビジョンがないんです」
と言うことばを聞いた。
この記事を書くに当たって、「ビジョン」の意味を調べたら
1.理想像。未来像。展望。見通し。
2.まぼろし。幻影
だそうだ。
彼女が言うのは、「理想」とか、「こうなりたいという未来像」だろう。
実を言うと、彼女のことばを聞いて、私ははたと迷ったのだ。
「仕事にビジョンは必要だろうか?」
仕事をする、一番の基本は「生活する為」だと思う。
ニートがどんな仕事をしても続かないのは、 仕事を辞めても、生活に支障がないからだ。
仕事なんて、実際に現場に立って、やってみないとわからない。
いくら外から
「こういう仕事って、良さそうだなあ」
と思っても、実際やらないとわからない。
下手に輝かしい理想や未来像があると、
「こんなはずじゃなかった」
と、ギャップに落ち込む羽目になる。
実際の現場に立って、お客様の顔を見て、「現場の空気」を吸い、お金をもらい、
少しずつ「結果を出す」中で、
尊敬する先輩もうまれ、「ヤッタ!」という瞬間もうまれ、
「お客様の喜ぶ顔を見たい」
「家族の為にもっと稼ぎたい」
「もっと◯◯な仕事をしたい」
などの「ビジョン」が生まれてくるのではないだろうか?
もちろん、ある程度の「見通し」は必要だろうが、
これも、実際に現場に身を置かないと、わからないことはたくさんある。
川辺から川の流れを見るのと、
実際に川の中に入ってカヌーを操るのは違う。
「彼には仕事のビジョンがない」
と、言う前に、彼がきちんと
「現場に身を置き続けられる人」
かを見る方が大事な気がする。
順風のときも、逆風のときも、泥臭くても現場に身を置き続けられる人。
そういう人にはビジョンがあとからついてくるはずだ。
ビジョンがいくら崇高でも、「泥臭くても結果を出すこと」ができない人はダメだと私は思う。
今回、トランプ氏の勝因のひとつは、
オバマ氏のビジョンは崇高だったが、 「泥臭くても結果を出すこと」ができなかったからだ。
泥臭くても、現場に身を置き続け、結果を出すオトコの方を私は信頼する。
女性との関係でも同じだと思うから。
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